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 [企業訪問] 器の店・三島

 

 
  いい器でほっと心豊かになってほしい

器の店・三島 店主 三島清子さん



最初に三島さんにお会いしたのは、とよなかインキュベーションセンターでのセミナーのときでした。「魅力的な店舗づくりを学ぼう!」というセミナーで、それぞれ自分のお店の写真を持ち寄り、ディスプレイの改善方法を勉強しようというものです。三島さんは素敵な和食器の並んだ写真を2枚持ってこられていて、「このお店に行ってみたい」と今回の取材になったわけです。

大まかな地図を手に、庄内駅の東側、国道176号線沿いにあるお店を訪ねました。「器」と大きく書かれた布があって、「そこかな」と思ったのですが、その隣には「三島ふとん店」とも書かれています。ふとん? ここで合っているのか迷っていると三島さんが現れました。




店主の三島清子さん

●ふとん屋さんの一角から

「両親がふとん店をしていたんです」

開け放たれたお店にはすてきな和食器が並んでいます。秋なので、月とうさぎをモチーフにした和食器などが飾られています。和食器なのでとくに季節は選びませんが、季節ごとに一部、模様替えをされています。

扱われている和食器はほとんどが土もので、全て作家もの。信楽の作家さんが多く、織部や伊賀焼もあります。全て三島さんが気に入ったものしか置きません。これが悩みのもとで、「昨日も好きな花瓶が売れてしまいました」とちょっぴり寂しそうにおっしゃっていました。最初の頃は、好きな器は売りたくないのでしまってあったとか。

和食器以外のものもあります。このカバの置物は、愛嬌があるのに筋肉まで表現されて、鳥まで飛んでいるリアルさ。信楽の、やわたみつる(八幡満)さんの作品で、個展でしか販売しないそうです。動物の焼き物が専門で、動物園に顔パスという観察からこんな作品が生まれます・・・といったお話が伺えるのも専門店ならではでしょう。


こちらのユニークな狛犬は三島さん自作だそうです。もちろん売り物ではありませんが。
作家ものというと高いのでは?と思いますよね。
お茶碗は1000円から、湯呑みは850円からあり、一番高い商品でも32000円の花器と非常にお手頃です。お客さんに、「2倍ぐらいでも売れるよ」と言われながらも、信楽のお店と同じぐらいの価格で売っているそうです。「手頃でもいいものを提供して、お客さんが忙しい生活の中で一瞬でもほっとして心豊かになってもらえたら」と思っています。







やわたみつるさんの作品


三島さん自作の狛犬
(非売品)

●意外なことでメディアに登場

 三島さんのお店は、「サンケイリビング」に取り上げられたこともあります。
  でもその理由が普通でなくて、「庄内に半分ふとんを置いている器の店がある。(台所に立っていたか何かでしょう)呼んでも出てこない。どんなお店なのか気になるので調べてほしい」という読者投稿で取材されたそうです。ネットで「謎の店」という書き込みを見つけたこともあります。
  お客さんは近所だけでなくて、東大阪からも来られるそうです。とくに向かいにあった電器店がなくなって、阪急電車から見えるようになってからは「器」の文字が気になって訪ねてこられる方が増えたそうです。
  入り口脇の花は毎回変えているので、声をかけてくださる買い物帰りのお客さんもおられます。






お店の外観


●趣味の器が商売に

 そもそも三島さんはどうして器の店を始められたのでしょうか。三島さんは、昔は商売が嫌いで勤めに出ておられましたが、お父さまが亡くなられたため、お母さまのふとん店を手伝うために店に入られました。最初はふとん店だけでした。焼き物が好きな三島さんは庄内の公民館に陶芸を習いに行っていたのですが、作るのは難しいので、気に入った器を買い集めるようになると器がいっぱいに。「売れたらお金が入るのでたくさん買える」と器のお店を開くことを思い立ちました。

 「反対されませんでしたか?」と尋ねると、やはり、「和食器なんてしょっちゅう売れないのに」と反対されたそうです。でもあるとき、お母さまの夢の中に亡くなったおばあちゃんが現れ「いいお店ができたね」と喜んでいたそうです。それからは反対されませんでした。大工さんに入ってもらい、花を置くスペースもしつらえ、店を半分に仕切って、念願の器のお店を始めました。今やふとんは4分の1ほどのスペースに押し込まれているんですけどね(笑) 2ヶ月に1度ぐらい信楽などに買い付けに行き、お母さま、焼き物好きのお姉さんと3人で旅行を兼ねて出かけることもあるそうです。


お店の入り口

●ギャラリーを活用したい

  三島さんはお店をされて17年目です。長くお店をされているとマンネリを感じることもあるもの。また、平成4年から14年までは器がよく売れたものの、最近はどこでも焼き物が売れにくくなっています。
  そんなときにとよなかインキュベーションセンターのセミナーを知り、申し込まれたそうです。三島さんは、事業者の人たちががんばっているのを肌で感じ、問題意識がびんびんときて、触発されて帰りました。

  三島さんはひとつ考えていることがあります。それは自宅の一部を使った6畳のギャラリースペースの活用です。震災の後、自宅を建て替えた際に用意してあったのですが、まだ使われていません。このスペースで事業者の皆さんと一緒に何かイベントをできるのではないかと考えています。互いにチラシを置いたりもできそうです。今頭の中にはいろんなアイデアが浮かんでいます。





カップ&ソーサー


 取材の際、ブログによる情報発信方法をご紹介したところ、三島さんは関心をもたれました。その後、約束通りとよなかインキュベーションセンターのブログ勉強会に参加されています。三島さんの中で、何か新しい動きが始まったようです。

 三島さん、営業中に取材にご協力いただきありがとうございました。
  皆さん、ここではほんの一部しかすてきな器を紹介できませんでしたので、できたてのブログの「うつわやの日々」もご覧になり、何よりぜひ一度、庄内のお店を覗いてみて下さい。
  目印は「三島ふとん店」ですよ。



 2009.10.22取材 濱名


湯呑みいろいろ

 器の店 三島
 豊中市庄内東町5丁目1-24
 ブログ: うつわやの日々 http://utuwaya.osakazine.net/
 TEL:06-6331-1376
 (店主 三島清子さん)




●IMの目:インキュベーション・マネジャー 奥田三枝子 

器。。。うつわ。。。
この言葉が大好きです。
もちろん焼き物としての器も好きですが、なぜだか「うつわ」という言葉の響きも好きです。

そんな、器の三島さんへ行ってきました。
個人的にも信楽焼きは好きで、実はインキュのロビーにある小さなお花挿し。。。本当はお猪口なんだと思いますが、これも私が信楽の窯元に行って買ってきたものなんです。
そんなこともあって、ぜひ取材には同行しようと決めていました。(笑)

三島さんからは、器、焼き物に対する愛情が感じられてお話を聞いているだけで、なんだかほっと心が温かくなるような気がしました。
本当はどれも手放したくない、傷ついたらなんとかしてあげたいと思うんですと、今は、修復する技法を勉強されているとか。。。
そんなお気に入りの器に囲まれて過ごす日常っていいですよね。
それだけで幸せな気分になれます。

お店をひとりでやっていると、何かしなければと思うけど何もしないまま日が過ぎて行ってしまいます。
たまたま市の広報誌で見かけた当センターでのセミナーに参加して大いに刺激を受けられたとか。
ここには、いろんな人や情報が集まりますので大いに刺激を受けていろんなチャレンジしていただけたら嬉しいです。
三島さん、あのギャラリーが今後どんな使われ方をするのか楽しみにしています。
ありがとうございました。

                                          2009.10.22 奥田三枝子


信楽焼の鬼とカップ&ソーサー
(奥田IMが信楽の窯元で、牙が折れて"リハビリ中"だった子を連れ帰ったものだそうです)

   

 
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