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    H2コンサルタント・落合剛の健康講座



 


 

第4回 特殊検診のコースについて

 


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 前回の11月分は特殊検診の重要性についてお話しましたが、今回は9種類あるコースについてお話して行きます。

 コースは大きく2つに分かれます。1つ目は有害な物質についてです。
 これは特に有害な物質を取り取り扱っている労働者に対して検診を行います。

 種類は7つあり、じん肺、有機溶剤、特定化学物質、鉛、石綿、四アルキル、歯科健康診断となっています。
じん肺は石炭や鉱石などの粉塵の舞う中で業務をされている方が対象で、内容は粉塵を吸い込むと呼吸器系の病気になりやすいので胸部X線検査を行います。
 有機溶剤とは油などを溶かす有機化合物のことで塗料などに含まれます。
 種類としては54の物質が有り、内容は尿検査が主ですが、物質によっては目の検査や血液検査を行います。
 特定化学物質は49の物質について健康診断を実施することとなります。内容は物質毎に血液検査や尿検査など多岐にわたり、塩化ビニルという物質では肝臓や脾臓の腫大の有無(はれているか)を診ます。以前は石綿(アスベスト)も含まれていたのですが、非常に有害な物質ということで新しく石綿健康診断という独立した形となりました。また、今年度からはインジウム・スズ酸化物も新たに加わりました。これらの物質は薄型テレビのディスプレイやスマートフォンのタッチパネルを製造するのに必要な物質で、業務上取り扱う労働者が急増したためです。

 コースの2つ目は危険度の高い作業を行う(有害な物理エネルギーを扱う)労働者が対象の健康診断となります。
 種類は2つあり、電離放射線と高気圧業務です。

 電離放射線とは物質をイオン化(電離化)する高エネルギーのことで、エックス線やガンマ線等が含まれます。原子力発電所の運転や放射性物質やその物質に汚染された物の取り扱い業務に従事されている方が対象で、まさに福島第一原子力発電所で従事されている方が該当します。
 内容は血液の中の白血球や赤血球の検査や、目、皮膚の検査を行います。また、前回の検査までに被曝した量も調査しなければなりません。
 高気圧業務とは高圧の室内や潜水業務に従事する労働者が対象で、血圧や聴力検査、運動機能の検査を行います。これは高気圧の中で業務をすることにより鼓膜が異常を起こしたり、急激な気圧の変化で気体化した血液中の窒素や二酸化炭素が関節等を圧迫するからです。

 このように物質や業務毎により様々な検査を行わなければなりません。また、この他にも法律ではなく厚生労働省の通達で実施するように指導される健康診断も有ります。内容についてはきりがないので機会があれば詳しくお話ししていきたいと思います。
                                   (監修:医療法人南谷継風会 岩崎 順治医師)

                                   

 
●H2コンサルタント 代表 落合剛

  H2コンサルタントは、産業保健に基づく相談、セミナー事業やメンタルヘルス対策、職場環境改善事業を行っています。
  働く人の健康管理についてなんでもご相談ください。

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