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  【豊中市内の市民活動・CB紹介】 和(なごみ)

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ひとりでは生きていけない。だから、支えてもらう組織とネットワークが必要です。

                木下初江さん/社会福祉法人 和(なごみ)理事長


和(なごみ)は、「障害があっても住み慣れた地域で暮らしたい」との思いが形になった団体です。知的障害者通所授産施設として2004年4月に開所。無添加手作りクッキーの製造・販売や、軽作業などを行っています。「私の息子が自閉症だと分かったのは2歳のとき。30年ぐらい前のことです。自閉症という言葉さえ知られていない時代でした」と語るのは理事長の木下さん。障害があっても共に生きていける社会をつくるために、必要なシステムや方法を探究し、実現していくことを目指しています。

周りの柵を低くしていきたい

「息子が自閉症だとわかったとき、親としてどう対応していいかわかりませんでした。そんなときに、旧教育研究所の先生方が中心になって保護者との交流が始まり、豊中市自閉症児者親の会へと発展しました」

当時、豊中市では全国に先がけて障害児の小学校での受け入れが始まり、木下さんの息子さんも他の子どもたちと同じように地域の学校に通いました。中学卒業後は地域で暮らせるようにと福祉作業所も立ち上げました。

「就労を目指しましたが、事業主に知的障害者に対する理解を得るのは難しかったですね。あるとき養護学校の先生に相談したら、養護学校は年齢に関係なく入学できると言ってもらったんです。息子が養護学校へ行くということに初めは抵抗がありました、同学年の人と6歳も年上になりますし本人が馴染めるのか、でも案ずるより産むがやすしで自力で通学もできるようになりました。この3年間はとてもプラスになりましたね」



理事長の木下初江さん

 

学校を出た後、就労が課題となりました。吹田市で障害者の生活就労支援をしている「ぷくぷくの会」に相談したところ、そこから仕事の委託を受けることができました。

 「和(なごみ)を立ち上げたのは、豊中市が障害者の社会福祉法人施設設立について南丘小学校の空き教室を活用する案について、豊中市自閉症児者親の会が主体となって社会福祉法人知的障害者通所授産施設を設立する計画を提案したところ採択されたんです。南丘を選んだのは、小学校と別棟の1棟が空き教室になっており、すでに福祉公社が入っていたから。授産施設には一定の広さが必要ですし、2階は地域のコミュニティルームになっていますから、ちょうどいい場所だと思ったんです」。

しかし開所まで紆余曲折がありました。



授産施設の様子

障害を持っていてもこの子の個性

「夫は仕事が忙しく、土日もいない家庭の状況でした。障害者の子どもといると周囲の目も気になりました。しかし、あるとき障害をもつ男性が、足の親指でワープロを叩いているのをみたんです。彼は“重度障害を持っていても生きている。やりたいことをやるんだ”と発信していました。その姿を見て“いくつになっても可能性はある”と思えたんです。人との出会いの中で、“障害を持っていてもそれはこの子の個性”と思えるようになりました」

「周囲の人に助けられ、出会いがあり、人の輪が広がり、自分の子どもを通して私も楽しい人生が送れたと今は思っている」という木下さん。息子さんが小学校4年生のときに「ママ」と言った感動が忘れらないといいます。

知的障害をもつ人は、将来自分がどの様に生活したいのか考えにくいのが現状。「ひとりでは生きていけないので、支えてもらう組織とネットワークが必要です。

しかし、2006年4月の障害者自立支援法施行はそれを妨げかねません。利用者は就労の場の確保や所得保障も無いまま定率負担が義務づけられます。障害の程度によってサービスに制限を受けることになるかもしれません。

「今の日本では障害者はリストラ対象の一番になりやすい。働きたくても雇用がなかなかありません」

障害があってもなくても「仕事をする機会と場所、そして豊かな生活の場と充実した余暇活動」が必要だという木下さん。人が生きていくために必要な当たり前の姿を求める和(なごみ)の活動に、バリアフリー社会が最も必要とするものが秘められています。

     

●組織概要●
代表者/木下初江(理事長)     設立/2003年      活動開始/2004年
住所/〒560-0084 豊中市新千里南町2-13-1
TEL/06-6833-0028   FAX/06-6833-0051   E-mail/nagomi@ca.wakwak.com

     
 

 
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